LED電球が9か月で半値になる勢いで安くなっています。
口金E17で調光器対応など対応機種も増えてきています。
で、電球が切れたので、480円のLED電球を買ってつけてみました。
LED化したぞ!と思っただけで特に変わったことはありません。
電球1個だけLED化したってたいしたことないです。
手抜きLEDは要注意
札幌市役所にある約9000本の照明を従来の蛍光灯からLEDに切り替えたら、「目がチカチカする」などの苦情が殺到したという実話がある。
原因は、フリッカー。
AC-DC変換をする整流回路で全波整流し、平滑化しないと50Hz電源なら毎秒100回LEDがON-OFFします。
平滑化してもリップルが乗っていると、LEDの光量が変動し、ちらつきます。
商用電源にのっているTVやラジオなどによる高調波ノイズも除去しないと、LEDの光量が変動し、ちらくつ。
平滑回路を手抜きして安く仕上げたLED電球は要注意
整流用のダイオードブリッジの後段にコンデンサーさえない製品もあるようです。
LEDも青色LEDの波長と、黄色の蛍光体の波長の2波長合成で白色を出しているタイプは蛍光体の残光時間はあるので、ある程度チラつきが緩和されます。それを良いことに平滑回路省略という大技を使っているのだと思います。
しかし、製造コストは小売り価格と連動しているは限らないので、高いから良いとも、安いからダメだとも言えない。
見分けるのは難しい。
自分でLED電球を開けて、コンデンサーを並列に追加してフリッカー対策しているツワモノも世の中にはいるらしいが、フリッカー対策を自分でやりたい人は多くないと思います。
蛍光灯が苦手な人はLED導入は慎重に
蛍光灯にフリッカーはある。でも、蛍光体の残光時間があるためにチラつきを感じる人が少ないだけ。
このため、勉強用のデスクライトは蛍光灯だとチラつきがつらいので、電球じゃないとダメという人もいる。
そういう人は、LED電球の使用は慎重にしたほうがよいかも
単一波長の光源
LEDは単一波長の光源です。蛍光体も使いますが、スペクトル幅の広い白熱電球や太陽光とは大違いです。
自然界にはない単一波長の光源なので、目に悪いという人もいます。どうも根拠がはっきりしません。
自然じゃないからダメだという程度のような根拠のような気もします。
調色LED機能
単一波長のLEDではありますが、色を変えられる調色LED電球はあります。
発光色の異なる複数のLED を発光源として搭載したLED電球だと、自由に色を変えられます。
朝は昼白色、夜は電球色といった自動調色もできます。
「さくら色」の光を出すLEDもシャープから出ています。
普段は電球色や昼白色で、気分が「さくら色」な時、リモコンで「さくら色」に変更できます。
RGB三原色のLEDを搭載したLED電球なら色は自由自在!
電球形蛍光灯
数か所電球形蛍光灯を使ってます。
電球切れたらこれからはLEDするので、電球形蛍光灯は買わないと思います。
白熱電球100 年,蛍光灯80 年の歴史に幕
フリッカーの問題などもありますが、LEDが安くなれば白熱電球はもちろん電球形蛍光灯も、蛍光灯も消えていくのだろうと思います。